「プラウ」はインドの炊き込みご飯です。日本流に考えると味のついたご飯はそれだけで食べるものですが、インドではちゃーんとこれにまたカレーをかけて食べるのです。
ですから日本人のお客さまにお出しするときはやはり薄味に仕上げていますが、お相手がインド人なら話は別。新しい良質なギー(精製バター)の香りを大切に、香ばしい玉ねぎと沢山のホールスパイスをふんだんに使って豪華なプラウを炊き込みます。
このときベイリーフやクローブ、シナモンなどのスパイスは、特に立派な形の整ったものを選びたいものです。そして料理の完成時に取り除いたりせずにダイナミックにそのまま混ぜ込んで盛り付けるのがインド流。ホールのスパイスは目で見てすぐにその品質が解ってしまうので欠けているものなどは使わないように気をつけて下さい。
そして、頂く側は自分のお皿のプラウの中にもしも大きなシナモンやベイリーフが入っていたらアタリ!右手でシナモンなどを持ってそこについているご飯の粒を食べてみてください。素敵な香りですよ。この場合もちろんシナモンなどは最後にお皿の上に残してかまいません。
プラウのバリエーションも千差万別。高級なところではカシューナッツやレーズンやアーモンドなどをトッピングしたりします。また、骨付きの肉を炒めてそこから出た脂で米を炒めて肉を一緒に炊く場合もあり、こういうものは「ビリヤーニ」と呼んで区別されます。
 
炊き上がって蓋を取ったときの素晴らしい香りがプラウを料理する時の醍醐味です。スパイス、玉ねぎ、お米がしっかりと炒めてあれば炊飯器でも炊けますよ。
また、レストランへ多人数で出かけたときにはナンやホワイトライスの他にぜひプラウもオーダーしてシェアして食べてみてくださいね。スパイシーなカレーにさらにスパイシーなライスではしつこいのでは?と思うのもつかの間、きっとすぐに更なるハーモニーに出会えるのがインド料理の魅力ですから。
 


   
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