モルッカ諸島原産の不思議な木の実、ナツメグ。ハンバーグの種に入れるというのが一般的な使い方でしょうか。
木の実、と言いましたが正確には種です。そして種の周りにかかっている赤い網状のものが「メース」。ナツメグの実からは二つのスパイスが採れるというわけです。今回取り上げるのはナツメグです。
 
スパイシーな、と言うよりは私曰く「人をかどわかすブラックな甘い香り」なこのスパイスは、実はかつてヒッピー全盛の時代にLSDの代わりに使われたこともあるという代物。
スプーン一杯でトリップできてしまうんです。でも、ここが大切、それは命と引き換えです。
少量使えば例えばハンバーグは美味しくなり、消化を助け下痢を抑えるのですが、使いすぎると幻覚と麻酔作用。さらに大量に摂るとひどい肝臓障害を引き起こし死にさえ至るという劇的なスパイスがナツメグです。使うときはレシピの量を守ってくださいね。
 
美味しくなるからと言ってハンバーグにナツメグの量がエスカレートしている人がいたら要注意です。今は肉を食べない私ですがかつてはレストランで「ナツメグ入れすぎだなあ」と心配になったこともありました。
原産地では寝つきの悪い子供の喉や額にナツメグの粉を塗り外用睡眠剤にするとのこと・・・・・。椰子の葉のシルエットの中でナツメグのエキゾチックな甘い香りに包まれて見る夢は、それこそ幻覚のような不思議なまどろみなのではないでしょうか。
 
 


   
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