サフラン。高価なスパイスもここに極まったという感ありです。専門店ではパラフィン紙に包まったほんの少しのサフランが容器の中に鎮座し、お札数枚分の高い値段をつけられて売られています。

何でこんなに高いのでしょう?それはまず、サフランがわずか15cm程の背の低い植物であること、そして花ごと摘まずに雌しべだけを摘まなくてはならないということが大きな原因でしょう。クロッカスに似たこの花は鑑賞用にはきれいなのですが、収穫は地面すれすれに深くかがみこまなくてはならないという大変な作業となるわけです。インドでは、サフランはカシミールで栽培されています。

ペルシャ系の顔立ち、色白で鼻の高いカシミールは美人が多いことで有名。植物柄の刺繍が施された民族衣装で一斉にサフランを摘むところはなんだかちょっと素敵です・・・・・・でも、摘む方は大変!疲れるつらい作業です。そうして摘まれたサフランですが、1グラム摂るためには、なんと170本の雌しべが必要なのだそう。値段が高いのもうなずけます。

さて、このサフランの使い方です。色をつけること、香りを添えること、そのどちらの目的にでもまずサフランは数滴からスプーン一杯程度のお湯に浸しておきましょう。これはサフランの色素が水に溶けるからです。そうしてサフランは、時間をかけてゆっくりと高貴で優雅なオレンジイエローを染み出させます。使うときはこの色素が染み出した水と一緒に使います。品質の良いサフランはほんの数本で素晴らしい色と香りを楽しませてくれます。薬効は特に女性の身体に良いのもうれしい。子宮に作用し身体を温め、更年期にはもってこい。

最後にこのサフラン、海外では偽者も多いので注意してください。見ると紅花、と言うこともよくあります。高いものだけが良いというわけでもありませんが、お値段の安いものには注意してくださいね。
 
 


   
about us 取材・リンクについて お問い合わせ designam  
デザインam制作会社